●[野村美月] “文学少女”と死にたがりの道化
March 15, 2007 09:51 AM written by 兼乃
読了。
「文学少女」ゆえのきれいな装飾語や意外な展開などなど非常に面白かった。
物語の題材として「人間失格」を中心に太宰治の作品が多数出てくる。太宰治の作品をきちんと読んだ記憶がないのでどんなものなのか、遠子先輩の語るような印象を受けられるのか、読んでみたくなる。
天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって……。野村美月・新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ、シリーズ第1弾!
「文学少女」ゆえのきれいな装飾語や意外な展開などなど非常に面白かった。
物語の題材として「人間失格」を中心に太宰治の作品が多数出てくる。太宰治の作品をきちんと読んだ記憶がないのでどんなものなのか、遠子先輩の語るような印象を受けられるのか、読んでみたくなる。
“文学少女”と死にたがりの道化 野村 美月 竹岡 美穂 エンターブレイン 2006-04-28 by G-Tools |