村山由佳女史の作品は文庫本化したものはほぼ購入してきたが、二度、三度と重ねて読む作品は少ない。
「すべての雲は銀の・・・」はそんな数少ない一作。

「人生」という重めのテーマなのだが、園主を筆頭に良いキャラクタと小気味よいテンポで読みやすく、読んだ後の後味がものすごくいい。

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関係ないけど、主人公が実家に一時帰った時に母親と一悶着あるシーンがあったと記憶してたのだけど、その描写がない。なんでだろうとおもったら、それ同じ作者の別作品だと後から気が付いた。
たぶんBAD KIDS・・・かなぁ；；

村山由佳の直木賞受賞の作品がようやく文庫化したので読んでみた。


１つの家族をモチーフにそれぞれの家族の悩みから人としての何かや家族愛みたいなのを描きたかったのかなぁとぼんやりと思ってみたり。
読んでいて個々の悩みや問題が大きすぎて息が詰まりそうになった部分がちらほら・・の割には終わりは割とあっさり。
うーん・・・複数冊になってもいいからもうちょっと個々の物語を掘り下げてほしかったなぁ。

星々の舟 村山 由佳 文芸春秋 2006-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

ようやく「おいコーシリーズ」のVol.7の文庫版が出ました。

まだ1/4ほど読んだだけですが、相変わらず足踏み状態です・・・というか戻ってる感じもしないでもない。。
最後には多少なりとも進むんだろうけど；；

個人的には星野が吹っ切ってもっとアクティブに動いてくれると話にメリハリが出てきそうな感じがすると思う。

先に出てるコミックサイズ版のVol.8でもこの牛歩さは変わらないんだろうなぁ。

坂の途中 おいしいコーヒー 7 村山 由佳 集英社 2005-06-17 売り上げランキング : 3,293 Amazonで詳しく見る by G-Tools

おもしろいから・・と借りてみた。
中盤まで読んでみて、ホラーとの事なのだけどなんか保険金についてタラタラ描写してるってだけで、なんだかなぁって感じ。
ここから中盤以降がドキドキのホラーな展開になるんだろうか？

黒い家 貴志 祐介 角川書店 1998-12 売り上げランキング : 11,100 Amazonで詳しく見る by G-Tools

某Sがかなり前に部屋に置いていった小説で、そのまま放置してた。
先日読んでた某ファンフィクションの作者がこの小説を絶賛していたので「そういえば棚の片隅にあったなぁ」と掘り起こして読んでみた。

翻訳ものは殆ど・・というか全く読まないので言い回しがちょっと独特な感じで何回か戻って読み直しとかしたけれど、それなりにすんなりと読めた。
内容に関しては言うことなし。さすが金字塔と言われるだけのものだと思います。

夏への扉 ロバート・A・ハインライン 早川書房 1979-05 売り上げランキング : 4,275 Amazonで詳しく見る by G-Tools

98年に単行本で発行された同作品が文庫版で発行。
約７年前の作品ということで最近の村山由佳とはまた違った印象が。。
そういえば、おいコーシリーズの７巻の文庫版はいつになったら出るんだろう...。

夜明けまで1マイル―Somebody loves you 村山 由佳 集英社 2005-01 売り上げランキング : 7,807 Amazonで詳しく見る by G-Tools

個人的に村山由佳の作品（まだ全部読んでないのだけれど）の中で１，２を争う切ない「天使の卵」の続編。

天使の梯子 村山 由佳 集英社 2004-10 売り上げランキング　173 Amazonで詳しく見る　　　by G-Tools

村山由佳の作品を読み始めたのはここ１年くらいなので半数以上の作品が文庫本化していたのでずっと文庫本が出るまで待っていた。
直木賞受賞作品の「星々の船」とか「おいコーシリーズ」の７巻、８巻は未読で我慢してた。が、これは待ちきれずにハードカバー版を購入してしまった。

すぐさま読みたい気持ちをグッと我慢してまずは「天使の卵」を読み直しから「天使の梯子」に入りたいと思う。

天使の卵―エンジェルス・エッグ 村山 由佳 集英社 1996-06 売り上げランキング　167 Amazonで詳しく見る　　　by G-Tools

書店でみかけてそういえば、買ってなかった気がするってことでこれも。

きみのためにできること 村山 由佳 集英社 1998-09 by G-Tools