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April 25, 2007

[支倉凍砂] 狼と香辛料
April 25, 2007 03:04 PM written by 兼乃

読了。
内容(「BOOK」データベースより)
行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが―。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。


ホロかわいいよ、ホロ。
こんなに素直に「かわいい」と思えるキャラは久々な気がする。

主人公が行商人で、話のメインは物流関係。中世ファンタジーといってもホロの正体が豊穣の神の狼ってくらいでそのほかの部分はいたって普通な中世ヨーロッパな舞台。突飛な冒険や魔法などの戦闘などもなく地味な話ではあるが、キャラと心理描写のよさで退屈することなく読める作品。

4840233020狼と香辛料
支倉 凍砂
メディアワークス 2006-02

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