●エレベーター事故
June 07, 2006 01:59 PM written by 兼乃
エレベーター圧死 メーカー強制捜査へ 制御ソフトに異常か
(産経新聞)
東京都港区の港区住宅公社が管理するマンションのエレベーターで都立高校2年の市川大輔(ひろすけ)さん(16)が死亡した事故で、警視庁捜査1課は6日、業務上過失致死容疑で、エレベーターを製造した「シンドラーエレベータ」(本部・スイス、日本法人・江東区)などを強制捜査する方針を固めた。警視庁はエレベーターの「ソフト」に問題があったとの疑いを強めており、製造元などへの家宅捜索は不可欠と判断した。
エレベーターなどの工業製品の事故って大抵は機械的な部分でのトラブルが原因なのだけど、今回のは制御ソフトの問題らしい。
制御ソフトといえばその製品の心臓部とも言える訳でしょ。本当であれば何度も何度もシミュレーションして、テストして・・・とくに人命にかかわる部分なんか鬼のようなテストをしてきてるはずなのにね。
今回の件は本部が海外だから、もしかすると本部と現地法人との間で連絡のやりとりがうまく機能してなかったのかもね。
ハードのトラブルだったら、設計部のような根本的な所では無い限り製造の過程でほんのわずかな確率で起きてしまうので事故のあったエレベーターを修理すれば済むことだけど、制御ソフトとなると同系列どころかヘタすればその社製品全部に広がる可能性が出てくる。
大変だなぁ・・こりゃ。